モンブラン No.22は高コスパな実用万年筆であることがわかった

レビュー

1960年代に発売された普及モデルがこのNo22です。

ざっくりこの年代の2桁モンブランをまとめておくと、

No22/No24が普及モデル
22は短め24は長め

No12/No14が高級モデルでいわゆるマイスターシュテュック
12は短め14は長め

1Xと2Xの違いはニブの違いが大きくて、1Xは18Kで2Xは14K
この違いが書き味に大きく影響しているらしいですが1Xを持ってないのでわかりません。
あとデザインはちょっと違いますが、そこまで変わらなそうです。

更に上位に7X/8X/9X
廉価版に3X
がありますが、今回紹介するNo22に類似するのは前述の1X/2Xシリーズです。

 

さて、No22を細かく見ていきましょう。

Tamron90mmF2.5 (Model:52B)

ビンテージらしく小さめです。

Tamron90mmF2.5 (Model:52B)

この部分 高級モデルのNo21は格好いいですが、このNo22はシンプルですね。

Tamron90mmF2.5 (Model:52B)

Tamron90mmF2.5 (Model:52B)

表も裏もモンブランマークが付いています。
はめ込まれているので消えたり取れたりしないタイプですね。

インクは吸入式になっていてお尻を回して吸入します。

Tamron90mmF2.5 (Model:52B)

この青い窓からインク残量が確認できるらしいです。

Tamron90mmF2.5 (Model:52B)

この1X/2Xシリーズ最大の特徴はこのニブにあります。
ふわふわと柔らかな書き心地なんですよね。でもインクフローが良すぎることもなく。

癖になるか書き心地と言いますか、気づくとこればかりで書いてしまっています。

1Xの方が18Kなので柔らかいというのが通説ですが、「いや、2Xの方が柔らかい」という方もいたりしてなんだかよくわかりません。

個体差はあれど1Xの方が柔らかいのでしょうが、2Xも負けず劣らずというように理解しています。

私はニブサイズのシールが着いたままのNo22を6,000円で購入しました。
相場的には特に安くも高くもなくだった気がします。

書き味的に、日本のメーカーとは全く異なります。
価格も1X/2Xモデルであれば1万円もあれば美品がゲットできる状況ですので未経験の方はぜひトライして頂きたいと思います。

細字でも万年筆らしい書き味が欲しい方、筆圧が高めの方は特におすすめです。
ただし、結構脆そうなので自宅用に使用されるが吉かなと思います。

なにかの参考になれば幸いです。

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