tamron28-200mmで小学校の運動会は撮れるのか?

コラム

100mm程度ならまだしも200-300mmレベルのズームなんて年一回の運動会くらいしか使わない。でも人生で6回しかない小学生時代の運動会をきれいな画質で撮影したい。

そんな悩みをお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。かくいう私も同じように思っていました。

元々マイクロフォーサーズを使っていた私は、40-150mmF2.8 x 1.5倍テレコンで換算450mmで運動会を撮影しておりました。さすがOlympusのProレンズだけあり、解像度・ピント全く問題ありませんでした。これが中古なら10万円を切る価格で購入できるのですからマイクロフォーサーズのコスパ半端ないです。

a7シリースに移行した際、この望遠域をどのレンズで置き換えるかが一番のネックだったわけですが、結論、私はtamron28-200mmで妥協してしまいました。APSモードで換算300mm、これだけあればなんとかなるかと思ったんですよね。

先日、小学校の運動会があり、この選択が正しかったのか、証明する日がやってきました。
私の住む地域の小学校の運動場は中程度の大きさです。ちょい郊外ですので都会ほどは狭くなく、かと言ってだだっ広くはない。おそらくボリュームソーンに当たる広さかなと思います。

その上で、tamron28-200mmで気になった点と良かった点を上げていこうと思いますが、Lumix G9とa7cの性能差は如何ともし難いので無視して記載します。(もちろんG9のほうが上です。若干古いとはいえフラッグシップ機ですので)

良かった点

  • 換算300mmあれば運動会用レンズとして最低限の役割を果たせる
    全体感がわかる絵はとれる、という意味で最低限の望遠域はあります。
  • 案外AFで苦労する場面は少なかった
    連射性能云々を言い出すとボディの違いがおおきいので言いませんが、レンズ性能としてAFスピードが、追従性が、ということは、少なくとも大玉ころがしやダンス程度では問題になる局面はありませんでした。
  • 広角域まで使えるのでこれ一本持っていけば何でも撮れる
    これ地味に便利なんですよね~

気になった点

  • APSモードを駆使しての300mmではやはり望遠域不足は否めない
    ポートレート的な撮影はよほど良い場所を陣取るか、良い位置に子供がいないと厳しいです。
    とはいえ、ポートレートなんて撮るよりも、全体が分かる程度に引いて取ったほうが後々見返すときの思い出保存としては正解な気がします。
  • APSモードを駆使しての300mmでは被写界深度が深すぎてポートレート的に撮れない
    マイクロフォーサーズ 40-150mmF2.8で昨年撮った写真と比べても、F値的に記録写真感が強く出ている様に感じます。望遠専用レンズと比べて抜け感がそもそも少ないと言うのもあるんでしょうが。まぁまぁ、それが別に駄目ということはないんですけれども。

総評

運動会でリレーをポートレート的に撮影したいという向きには、望遠域の短さ・F値の大きさからおすすめしません。そんな人は、この記事読まないかwという気がしないでもないですけれども。

一方で、そこまで本気ではないんだけど、周囲が分かる程度できちんとしたカメラで記録を残しておきたいという方は、全然これで良いんじゃないかと思います。

私個人としても、幼稚園のときは屋内外で行われるイベントが年に何度もあり大三元レベルで撮りたい気持ちが強かったのですが、小学校は屋外での運動会しかありませんので今となってはこれで十分かなと。今後運動会用に大三元レベルのレンズを買うことはないと思います。まぁ、リレーのポートレイトは憧れますけどね~w

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