G Contax Biogon 21mm F2.8周辺像流れの問題解決方法はこのURLにまとめられています。
簡単に言うと、収差を相殺する光学フィルタをつけることで、あの厄介な周辺流れが消えてしまうということのようです。
ノイズキャンセリングの光学版ってイメージでしょうか?
具体的な作り方も書かれてはいるんですが、
Contax G 21mm 2.8 Biogon
Front end filter: Opto Sigma SLB-50-1500PM (plano convex 1.5m) reversed (bulbous part of the glass element shows to the lens) Tested
これだけ書かれても、どうやって作ればいいかさっぱりなわけです。
より詳しく調べようとすると、これらのソリューションが生み出された掲示板のスレッドに誘導される始末。
厳しい!!!
なので日本にもすでに実践している先達がおりますので、パクってリスペクトを込めて全くそのままの手順で補正レンズを作成してみました。
必要部材
マルミ光機 MARUMI ステップダウンリング 55-52mm
サイズさえ合えば多分なんでも良いんでしょうが、よくわからないので同じものを購入しました。
ケンコー Kenko ステップアップリングN 52-58
52-55mmにすればオリジナルのキャップが使えるなと思いつつも、あえて52-58mmにしているということはきっと52-55mmだと蹴られてしまうんだろうと思って、これまた同じものを購入しました。
(実際どうなんでしょうね?持っていないので試せないですが)
Amazonベーシック カメラ用レンズフィルター レンズプロテクター UV保護 52mm
これまた52mmのカニ目リングが採取できれば良いだけみたいなんですが、実績のあるこちらにしました。
オリジナル カニ目レンチ レンズオープナー カメラレンズレペア工具 ステンレス製
これは何でも良いですね。私は二度と使わない可能性もあるので一番安いのにしました。1200円くらいでした。
シグマ光機 球面平凸レンズ BK7 φ50mm 焦点距離1500mm SLB-50-
一番肝となる平凸レンズですね。直販でも買えますが、アスクルで購入しました。
基本的には在庫はないようで、約一ヶ月待ちで納品されました。
組み立て方
1.Amazonベーシックレンズフィルターからカニ目リングを抜き出す
凹んでいる部分(カニ目)にコンパスの先みたいなのを差し込んで時計と反対周りに回すだけです。
簡単に外れますが何回も回さないといけないので面倒です。ただし、このフィルタから取り出すのはカニ目リングだけでフィルタ部分は傷つこうが穴開こうがどうでもいいので気は楽です。
はい取れました。
1.MARUMI ステップダウンリング にカニメリングを取り付ける
カニ目レンチは必要ありません。軽く手でカニ目リングを回し入れれば十分です。この写真くらいの感じでステップダウンリングから少しはみ出るくらいまでカニ目リングが入れば大丈夫です。こっちはレンズ側なので落ちることはありません。入れすぎるとネジ部が足りなくなって後工程でステップアップリングがねじ込めなくなります。
2.平凸レンズを入れる
わかりにくいですが平凸レンズが入っています。
向きは52側(マウント側)にレンズの凸が向くように入れます。
レンズの凹凸は見た目では判別不能ですが、スマホのディスプレイに乗せてみてガタつくほうが凸です。凹側はくっつきます。
3.Kenko ステップアップリングN 52-58で挟み込む
平凸レンズをステップアップリングで挟み込めば完成です。
カニ目リングを奥まで入れすぎた場合はステップアップリングがねじ込めませんので調整してください。
4.完成
部材さえ揃えれば組み立ては難しくありません。
近いうちに補正レンズ有り無しの比較をしたいと思います。
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